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許可要件の確認
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■ 許可要件の基礎
「一般派遣」の許可を取得するためには、許可要件を満たす必要があり、
会社の決算内容が問われます。
新たに会社を設立して「一般派遣」の許可を取得する場合は、資本金
が1000万円(※注1)以上あれば財産的基礎(決算内容)の要件をみたします。
■ 財産的基礎(決算内容)の要件
1.基準資産額≧1000万円(※注1)×事業所数
「基準資産額」とは、資産(繰延資産、営業権は除く)の総額から、
負債の総額を引いた金額のことです。この基準資産額が、1事業所に
つき1000万円(※注1)以上なければならないということです。
2.基準資産額≧負債の総額×1/7
基準資産額が負債総額の7分の1より大きな金額でなければなりません。
3.現金・預金の額≧800万円(※注2)×事業所数
会社名義の現金預金が、1事業所につき800万円(※注2)以上でなければ
なりません。
※注1 平成21年10月1日以降2000万円
※注2 平成21年10月1日以降1500万円
■ 事業所の要件
事業で使用する事務所は、おおむね20u以上の面積がなければ
なりません。
■ 派遣元事業主の要件
@欠格事由(禁固刑または一定の労働基準法で罰金刑以上に処せら
れてから、5年を経過しないなど)に該当しないこと
A労働保険、社会保険に加入すること
B住所が特定しており、生活根拠がはっきりしてること
C不当に他人の精神や身体、自由を拘束するおそれがないこと
D公衆衛生、公衆道徳上有害な業務に就かせるおそれがないこと
E名義貸しによって事業を行うものでないこと
F外国人の場合は、在留資格に問題のないこと
■ 派遣元責任者の要件(※注3)
3年以上の雇用管理の経験があり、3年以内に派遣元責任者講習を受講
した人を派遣元責任者に選任しなければなりません。
※注3 平成21年10月1日以降派遣元責任者の要件について、3年以上の雇用
管理の経験のみと限定。また、派遣元責任者講習を受講要件を5年
以内から3年以内に改定
■ 教育訓練に関する要件
派遣スタッフに対する教育計画を立てます。派遣業務に応じた教育
訓練を行うための施設や設備を整え、実施責任者を置かなければなりま
せん。
■ 個人情報管理に関する要件
@個人情報を取り扱う職員の範囲
A個人情報の業務外使用や漏洩の禁止についての職員教育の実施
B個人情報の開示や訂正を求められた場合の取り扱い
C個人情報の取り扱いに関する苦情処理の体制
※「特定派遣」の届出申請を行う場合は、以上の「一般派遣」の
許可要件のうち、財産的基礎に関する要件は不要となります。
この機会に是非、お気軽にお問合せください。 |
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